読書

書評 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』を読みました。

なぜ読んだのか?

きっかけはYouTubeの本要約チャンネルを見て面白そうだと思ったからです。

動画を見て、今の自分の状況(=十分な金額を稼いでないかわりにフルタイムで働いていない)とマッチするかもと思いました。

私は今の生活にそれなりに満足しています。ストレスはあまりありませんし、健康上の問題もありません。夜寝るときは今日もいい1日だったと思います。でも完全に満足しているかと言われると、そうではなく、どこか満たされない空しい思いを感じることもよくあります。

それが何なのか、改善するにはどうすればいいのか、自分でもわかっていません。こんな今の自分に効く何かヒントでも見つかればいいなと考えて読んでみることにしました。

どんな本? どうだった? おすすめ?

今の自分にとっては良書だった

良書です。読んで良かった思います。でもそれはあくまで今の自分にとってです。

どんな本にも言えることですが、万人にとっての良書というのはありません。読む人によって、または読む時にもよって本の評価は変わってきます。

この本は、若いときに読んでいたらもっと良かったと思います。今の自分の年齢、アラフォーでギリギリといったところでしょうか。50歳以上で読むと、ちょっと手遅れ感があって微妙かもしれません。財産や家庭を築いていて経済的に余裕のある生活を手に入れているなら50歳以上でも読んでいいと思いますが。それほどまでに読み手にとって評価が分かれる思います。Amazonは高評価が多いですが・・・

本書の対象読者は、一番効果のある層は、成長性のある業界や企業で働いている将来有望な20代~30代前半、次にまあ読んでもいいかもという層は35~45歳ぐらいでそれなりに稼ぎがある層 or 一財産と家庭を築いた50代だと思います。

本書の主張

本書で言っていることは、人生の価値は死んだときに残す資産の多寡でなく、死ぬまでに経験したことや思い出の総量だということです。死ぬときに多くの資産を残しても無意味であり、死ぬタイミングで資産を使い切るのが理想だとのことです。タイトルのZEROは資産0のことです。

なので今しかできないことや時間を買えることには、お金を使っていけと説いています。若いときの安い給料での貯金は無意味、自分の健康状態から寿命を予測して、あるタイミングから収入より支出を多くして貯蓄を取り崩していきましょうと言っています。

年をとったら体力的な問題で、若いときよりお金を使うのが難しい、年をとればとるほどお金が減るスピードが落ちていくとのことです。今できる経験を我慢してお金を貯めても、年をとったらもうその行為はできないかもしれない、だったら今経験できることに投資する方がいいと言っています。

個人的な感想

「今しかできないことに投資しろ!」というのは私にとってインパクトのある言葉でした。

若いうちは貯蓄するな、経験に投資しろというのはよくある意見ですが、自分はもう若くないし別にそこまでやりたいことないしと、どこか人ごとで聞き流していました。でもどんな年齢になっても、今しかできない、今以上に年を取ったらもうできない経験というのはあると言われて、もっともだと思いました。

資産を残して死んだ場合、その資産額だけでなく若いときにその資産を稼ぐだけの時間も損しているという考えが斬新でした。例えば1000万円残して死んだ場合、1000万円無駄にしただけでなく若いときに1000万円稼ぐために費やした時間、1000万円分の経験も損しているよとのことです。

タイムバケットの考えは知っていてリストアップしたりしたこともあるのですが、ほとんどメンテしないままでした。本書にもタイムバケットが出てきます。今一度、タイムバケットを考えなおそうと思いました。

あと、本書は貯蓄を崩していくサンプルが記載していますが、個人的には甘いと思います。これから平均寿命、健康寿命はどんどんのびると言われていますし、人生100年時代、私自身も健康には気を使っていますし100歳まで生きる気満々なので、もう少し手堅く考えていこうと思っています。

あと、私が今しかできないこと(今やっておきたいこと)に投資、資産運用というものがあるのですが、これには元手が必要なわけで、貯蓄を崩していくのと矛盾するんですよね。このジレンマをどうしたものかと悩んでいます。このことは本書には記載されていませんでした。本書は基本的に、資産運用が必要なく使い切れないほどの資産を本業で稼げるハイクラス向けになっているので、どこか現実離れしたところもあります。

読書後のアクションは?

アクションプランは下記の通りです。

  • 今しかできないことを考えてみる。そしてお金を使っていく。
  • タイムバケットを更新する。

というわけで、タイムバケット作ってみました。

リストアップするのに苦労しました。無理矢理、つくったのもあります。以外とやりたいことってないものですね。先のことになればなるほど、適当になっています。10年後、20年後の自分が何やりたいかを想像するのは難しいですね。社会やテクノロジーがどう発展しているかもわかりませんし。

私は若いときからバイトして貯蓄するタイプだったので、平均以上にやりたいことがない気がします。もっとエネルギッシュな人間になりたいです。