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エンジニアはリモートワークでも都心に住むべきなのか

こんにちは。タムタムです。

近々引っ越しします。

これまで引っ越しは何回かやったことありますが、職場の近くや通勤のしやすさが必須条件でしたので引っ越し先の地域で迷うことはありませんでした。

ただ今回は、コロナ、リモートワークの普及もあり、相当迷いました。この記事は、「リモートワークが当たり前の世でも都心に住むべきなのか」という疑問に対して、私が個人的に考えたことになります。

結論は、フルリモートでも今はまだ都心に住んだ方が良いになりました。

「通勤がないなら郊外でいいじゃん」と単純に思えない理由

リモートワークの普及により、通勤の負担がほぼゼロになりました。私個人は都心でできる遊びには興味ありません。自炊もしますので、ライフライン的にはAmazonが来て近くにコンビニやスーパーがあれば十分です。

単純に考えれば、「都心に住む必要性がない、賃貸の安い郊外に住んだ方がお金が浮いていいじゃん」となります。

しかし、収入と住む場所は相関がある、都心に住んだ方が収入があがると言われています。米の大学が研究結果として論文を発表しています。これは収入のいい人が都心に集まるからと考えてしまいそうなのですが、因果は逆で都心に住むから収入があがると結論が出ています。

この事実は見過ごせません。誰もがそうであるように、私も当然、収入を上げたいと常に思っています。もし都心に住むことで実現するなら、もしくは郊外に移ることで収入が下がるのなら、必要な投資として都心に住むことを選択します。

ただ、この都心に住めば収入があがるという研究結果は、少し前の世の中のことでリモートワークがないことが前提です(たぶん)。なので、リモートワーク普及により、収入と住む場所の相関は変化していくのかという疑問が生じます。もしこの解がYesなら、これまた都心に住む必要がなくなります。

リモートワークで収入と住む場所の相関は変化していくのか?

この問題に対して、現時点では統計的な解は存在しないので、自分で考えるしかりありません。

相関がなくなりそうな要因

相関がなくなりそうな要因を考えて見ました。

  • 給与水準の高い人はリモートワークできて、給与水準の低い人はできない。
    今の社会問題です。給与水準の高い人は、どこからでも仕事が可能な環境になってきているので、都心に住む必要性はありません。逆に給与水準の低いエッセンシャルワーカーは、都心付近に住み続ける必要があります。そしてエッセンシャルワーカーの中で給与水準が高い医師などは、オンライン診療の拡充で都心に住む必要性が薄くなっていく可能性があります。

  • 住居の変更がシームレスにできる世の中になり、必要があるときだけ都心に住めるようになっていくかもしれない。
    これは未来の話で、こうなればいいなと個人的な願望が入っています。今回の引っ越しで痛感したのですが、不動産業界はまったくテクノロジー化が進んでいません。もちろん、水面下ではいろいろと進んでいるのでしょうが、ユーザー側にはまだまったく見えてこない状況です。昔ながらの敷金・礼金の悪習、謎の2年縛り、いまだにある仲介構造、不透明な審査基準など、ユーザーからしたら不便極まりないものだらけです。さすがにこの流れがいつまでも続くはずないので、そのうち引っ越しの流動性がもっとあがったりホテル暮らしという選択肢が一般化していくと思うのですが・・・

  • 交通インフラにイノベーションが起きて、移動時間の短縮という都心に住む最大のメリットでなくなるかもしれない。
    これも遠い未来の話で、実現するかどうかも怪しいです。ハイパールーフが実用化され、日本国内でも使われるようになったら、都心から離れたところからでも出勤できるようになります。

とまあ、思いつくのはこんなところです。

都心に住んだら収入があがるのは、給与水準の高い人が集まる環境に自分もいるからです。上記の要因で給与水準の高い人が都心から離れたら、この構図は成立しなくなります。

といっても、上記の3つの内2つはまだ実現していないので、「収入と住む場所の相関はなくなる」説を押すには、ちょっと弱いかも知れません。いつかは全国的に平均化していく可能性はあるけど、ここ数年はまだ都心に住んだ方が、収入は上がっていきそうです。

相関が維持しそうな要因

逆に相関を維持しそうな要因で思いつくのは以下です。

  • リモートワーク全盛になっても、経営者などお金が動かす人は都心に集まる。
  • その人たちの周りでイノベーションが起き、結局は都心で働く人たちにお金が集まる傾向は変わらない。
  • オンラインだけの繋がりではイノベーションが起きづらいのでは?

要するに

結局は新規事業や経営をリモートだけでこなすには無理があるので、対面の需要はなくならない。なので人はどこかに集まる必要がある、集まるなら便利な都心で。そこから波状的に経済が回っていくので、結局は都心にお金が集まる。

と、いうことです。私はこう思っています。

なので、リモートワーク全盛の世で、たとえ今は低収入でも、都心に住んだ方が収入が上がっていき、長期目線で考えたら郊外に住むより費用対効果がいいと思います。

今の所の事実データ

というわけで、上記の考えから都心に住もうと結論がでたのですが、最後に事実データを上げておきます。自分の都合のいいデータだけ収集するバイアスがかかっていると思われますが・・・

  • 都心の物件価格は上昇し、郊外の不動産価格は下がっている
  • 私の周囲の人で高年収の人は依然として都心にいる(因果が逆の話かもしれないが)

都心の物件価格はどんどん上がっています。日本の人口は減少傾向でも、人は都心に集まるわけで、都心の人口密度は変わらないかむしろ増しているのではないでしょうか。この傾向は、リモートワークが普及した現在でも今の所変わっていないと思われます。

都心に住めば収入だけでなく技術力も上がるのでは?

またこれは私の持論なんですが、エンジニア目線でいえば、技術力もまた住む場所と相関があると思います。つまりは、都心に住んだ方が技術力が上がりやすいというわけです。

これはコロナ以前なら、都心にIT企業が集結し、イベントとかも開催されるので、当然とことです。ただコロナになり、リモートワークとイベントのオンライン化で人は都心にこなくなっても、この関係は変わらないと思います。

GoogleやAmazonといったテクノロジーを生み出す側の企業は、地方に分散することなく都心に構えるので、やはりその周辺にIT企業が集まります。そうなると、たとえリモートワークでも都心に住んでいた方が案件情報が入ってきやすかったり、週1のMTG出社など求められることが大半なので都心に住んでいた方が柔軟に対応できます。そういった仕事に携わり続けることで、結果として郊外在住の人と技術力の差が生じてくると思います。

結論 私の引っ越し先

というわけで、今度引っ越します。といっても好立地の地域というわけではありません。

渋谷、六本木、新宿辺りに自転車で行ける距離を探したのですが、そうなると南青山とかになってしまうので、多少妥協しました。まあ頑張れば都心にも自転車でいけるという地域です。