私のモニター環境は6画面設置できる(今はモニターが1枚壊れて5画面)環境なのですが、正直、この環境を構築したことに後悔しています。
今は、4Kモニターやウルトラワイドモニターがメインストリームなので6画面環境を構築しようと思う人はほとんどいないと思いますが、もし6画面環境を考えている人がいたら、一度、立ち止まって考え直すことをオススメします。
6画面にした理由
私が6画面環境を導入したのは2018年の夏です。
当時は、ウルトラワイドモニターはほとんどなかった気がしますが、4Kモニターは普通にありました。
が、私はあえて6画面の方を選びました。4Kも一応考えはしましたが、ほぼ迷うことなく6画面にした記憶があります。
理由は、当時は株やFXトレードにはまっていて、そちらを本職にしていこうと本気で考えたからです。トレード界隈では、高解像度の大画面よりは、小さめのモニターをできるだけ多く持つというのが主流です。
それぞれの画面で役割がキッパリと別れていた方が頭も整理されやすく利に叶っているのだと思います。
稼いでいるトレーダーは例外なく6画面以上のマルチモニターであり、私もそれに習い6画面環境を導入しました。
導入した6画面環境
購入したのは、「液晶モニタアーム CR-HGシリーズ」です。全部でジャスト10万円でした。
https://www.sanwa.co.jp/product/desk_rack/monitor_arm/cr-hg.html
さらに当時はモニターを3枚追加で購入したので、初期投資はトータルで15万円以上でした。
6画面にして後悔していること
プログラミングやオフィスワークとは相性が悪い
6画面はプログラミングやオフィスワークとは相性が悪いです。
トレードはアプリのウィンドウサイズは変えることはほとんどありませんし、役割も明確に別れているので、マルチディスプレイが使いやすいです。
しかし、オフィスワークでは使っているアプリのウィンドウサイズは柔軟に変えたくなります。プログラミングやDBツールを使っているとき、csvファイルを扱っているときなどは、フルHD以上の解像度が欲しくなります。間にベゼルが入ると使いづらくてしょうがないので、マルチディスプレイより大きめの画面の高解像度の方が使いやすいです。
私は今まで、ほとんど自分のデスクでしか仕事をすることがなく、最近までフルHDのマルチモニターでしか仕事をしたことがありませんでした。それで全然問題に感じたことはありませんでした。
しかし、最近ジョインした案件が出社が頻繁にあり、オフィスは31.5インチの4Kモニター1台の環境でした。そこではじめて4Kモニターを体験したのですが、快適性がマルチモニターとは段違いでした。プログラミングなどはマルチディスプレイより、4Kモニター1枚のほうが全然やりやすいということがわかりました。エディタを縦や横にフルHDを越えるサイズで扱えるメリットはとても大きいということがわかりました。
導入コストが高いが元は取れない
導入当初はモニターが壊れたら、そのモニターだけ買い換えればいいと思い、導入コストは高いけどランニングコストは高いと思っていました。
しかしモニターが壊れることなんてそうそうなく買い換えが必要になることはありません。そして4年足らずで、モニター環境を刷新したくなったので、元は全然とれていません。
また導入に15万円も使ってしまったと言うこともあり、モニター環境の刷新に踏み切りづらいというサンクコストの問題があります。
モニター環境の刷新が大変
コストもそうですが、そもそも物理的にモニター環境の刷新が大変です。
モニターアームは大きく重く、外すのが大変です。さらに外したところで同処分していいかわかりません。(長さが1800mm越えたパーツはないので、粗大ゴミでいいのかしら?)
需要がありませんし、どう送っていいかもわからないのでメルカリ出品とかもできません。
モニターも枚数が多いので、処分が大変です。モニターは粗大ゴミでは捨てられませんし。
気軽に4Kやウルトラワイドに切り替えるということができません。一度、6画面環境にしたら末永く付き合っていく必要があります。(私も導入当初はその覚悟があったんですが・・・)
そもそもMacはマルチモニターに対応していない
6画面の一番の問題は、使用PCをWindowsからMacに切り替えたときです。
WindowsはノートPCでも、ハードやOSが6画面に対応していることあります。私はMac切り替え前はThinkPad X1 Carboを使っていましたが、Thunderbolt3のドックステーションで6画面対応できました。
しかし、Macだと6画面に対応できません。ほとんどのMacは2画面出力までしかできません。M1 Maxでも4枚までです。
さらにMacはディスプレイ設定も非常にしづらく、スリープから復帰する度に設定が毎回変わったり初期化されたりという酷い仕様です。
Macとマルチモニターは相性が悪いです。マルチモニターを必要とする株やFXトレードはWindowsでやるのが主流ですので、これも6画面導入当初は、問題になることはないと思っていたのですが・・・
デスク周りの圧迫感が半端ない
4K+フルHD1枚やウルトラワイドモニター1枚だと机はすっきりするのですが、6画面はデスク周りの圧迫感が半端ありません。大きめのデスクを用意しても、せまく感じます。
それとモニター枚数が多いので、電源がたくさん必要になりデスク周りの配線が汚くなりがちになります。
まとめ
以上、モニター6画面環境にして後悔しているという話でした。デメリットを列挙してみて、やっぱりするんじゃなかったと思いました。
