現状維持は衰退や後退と同じとよく言われることがあります。同じようなニュアンスの名言も多数あります。有名どこで言えば、ウォルト・ディズニーとかでしょうか。
これは主にビジネスや経営において言われることですが、ここから派生してエンジニアにも言われることがあります。
エンジニアは現状維持だと衰退と同じなのか?
この問いに対する私の考えはYesです。ただ常に、成長し続けないといけないとなると、大変なのでこの辺についても考えて見たいと思います。
現状維持が衰退となるのはケースバイケース
現状維持が衰退、後退となるのは、対象によります。対象によっては、このことは当てはまりません。
例えば、中年以降の筋力や体力、肌質や健康などは現状維持できるだけですごいことです。加齢とともに衰えていくのが当然であり、生半可に対応したところで、それは止められるません。それに逆らい続けて現状維持していることを、衰退と同じと評するのは、あまりにも暴論です。
一方、ビジネスや経営では、現状維持は衰退と同じと考えて良いでしょう。ライバルは成長し続けますし、消費者のニーズは変わり続けます。そんなか、自分(自社)だけが現状維持に甘んじていては、それは衰退に他なりません。
そもそも長い目でみれは、経済は緩やかに上昇していくものです。その上昇ペース以上の成長を維持できないなら、それは紛れもない後退です。
エンジニアの現状維持は衰退と同じ
ではエンジニアはどうかというと、基本的にはビジネスや経営と同じです。
技術は日々進歩しており、エンジニアに求められるスキルも絶えず変化していきます。周りのエンジニアたちは、当然その変化に対応していきます。
そんな中、自分は現状維持、今も昔も同じことしかできませんという状態なら、それは衰退と同じでしょう。
長期的に見れば、現状維持の時期があっても全然問題なし
こう考えると、常に変化を求められてきつそうですが、これは一般論です。長期的な観測で言えばそうなるというだけです。
長いエンジニア人生、中には現状維持の時期があってもいいでしょう。身につけたスキルで、着々と仕事をこなす時期があってもいいでしょう。
プライベートが忙しくて、自己成長どころじゃないときもあるでしょう。
自分の中で学びや成長を諦めていなければ、また前進しはじめます。それは、長い目で見れば現状維持でなく前進です。
そもそもエンジニアは現状維持する方が大変
そもそもエンジニアは現状維持なんてできません。いつまでも同じことをやり続けるほうが大変です。
ずっと同じ仕事や技術を使っていれば、いずれ飽きが来ます。そして別のことがやりたくなり、プロジェクトを移るとか転職とかいった行動に移します。
なので意識せずとも、エンジニアは現状維持なんてしていません。
こう考えると気楽ですよね。もっと力を抜いて、今後もエンジニアライフを楽しんで行きます!
