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○○エンジニア、種類多すぎ! キャリア選択はどうすればいいのか

エンジニアって一言で言っても種類が多いですよね。大別するとシステムエンジニアやWebエンジニア、さらにその中でもフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアなどなど。○○エンジニアの名称を上げていけばキリがありません。

これからエンジニアになろうとする人や未経験から移ってきた人からしたら、種類が多すぎて、自分のキャリアスタートとしてどれを選択して良いのか分からないことでしょう。

しかし、これは考えすぎてもあまり意味のないことです。○○エンジニアの業務経験が、将来何に繋がるかなんて誰にもわかりません。○○エンジニアという同じ肩書きで10年、20年やる人はほとんどいません。結局は本人次第なので、エンジニアキャリアという視点で俯瞰したとき、最初のキャリア選択は誤差みたいなものです。

とりあえず興味があるならやってみる

○○エンジニアの将来性は、よく話題になります。今後はバックエンドがなくなってフロント技術が重要になるとか、または逆にバックエンドやインフラが花形になるとか。色々な説があって、これからキャリアをスタートする人からしたら、結局どうしろと迷われるかもしれません。

しかし、ITエンジニアのキャリアにおいて、最初のエンジニア種類選びは、そんなに迷う必要はありません。将来性や給料などはあまり気にせず、自分が一番やりたいと思ったものはもちろん、少しでも興味を持ったものがあるなら、迷わずそれを選んでいいかと思います。

キャリアの最初の経験は重要じゃない

なぜかと言いますと、身も蓋もない言い方になりますが、キャリアの最初で積んだ経験が、将来において役には立つことはほぼないからです。例え、それが悩みに悩み抜いて選んだ職種であったとしても。

それに大学や大学院で専門を学んだ新卒の人以外は、それほど選択肢もありません。たいていは、フロントかレガシー系のバックエンドかインフラになるでしょう。どれも参入障壁が低いですし、ずっとやり続けられる職種でもありません。肝要なのは、そこを踏み台として、今後いかにステップアップしていくかです。踏み台に過ぎないと考えたら、どれを選んでも大差ありません。

誤解して欲しくないのですが、最初のキャリアで学びがないとは言っていません。どの職種を選んでも学びがあります。それを活かしつつ、さらに業務外でも知識を吸収してステップアップしていくという工程は、どの職種を選んでも同じです。その工程の先に、自分がやりたい仕事、目指すキャリアがあります。そういった意味で、最初の選択はそれほど重要でないということです。

私の最初のキャリアと今の仕事の繋がり

私は、今はバックエンドやインフラ(DevOps)などをやっていますが、最初からこの仕事を目指していたわけではありません。そもそも、私が働きはじめたころはバックエンドという言葉はまだありませんでした。

私のキャリアのスタートは、今で言うSESです。当時はSESではなく、二重派遣や偽装請負と呼ばれていましたが。

1年目はメインフレームの仕事をしていました。JCLというメインフレームの現場でしか使われない言語でジョブを書いていました。この1年の経験は、今は直接役に立つことはないです。ただジョブの概念を知りましたし、ホットスタンバイやコールドスタンバイといったシステムの基礎を学びました。また次の2年間はネットワークエンジニアをの仕事をしていました。Ciscoなどのネットワーク機器にConfigを書いたりていました。この時、身につけたネットワークの基礎知識は今でも役に立っていますが、この業務経験自体が求められる案件はほとんどありません。やることもありません。

しかし、こういった最初の経験をベースに、

インフラエンジニア -> SRE -> DevOps/バックエンド

とキャリアは遷移していきました。とくに戦略があったわけではなく、自分がやりたいこと、学びたいことをやっていたら自然とこうなっていました。

今は自分がやりたいと思った案件にジョインできますし(苦戦することはありますが)、収入にも満足しています。

シリコンバレーエンジニアの酒井さんの例

エンジニア系インフルエンサーの一人である、シリコンバレーエンジニアの酒井潤さんの例もあります。年収やキャリアが凄すぎて、参考になるかわかりませんが・・・💧

彼は今はシリコバレーで年収ン千万のバックエンドバリバリのスペシャリストですが、キャリアのスタートはドコモのSE(システムエンジニア)です。大手企業のSEということもあり、仕事内容は技術的なものでなくプロジェクトの調整などがメインだったそうです。

その後は、シリコンバレーでインフラ系の仕事を少しやっていたそうです。サーバーのラックマウントなどをしたこともあるとYouTubeで言っていました。

そこからどうやってバックエンドエンジニアにシフトしたのか私は存じ上げませんが、技術者として手を動かし続けていたら、クラウドの全盛とともにバックエンドにシフトしていき、できるようになったとしても何ら不思議はありません。

需要がある技術を学び続けよう

その時代時代において求められる技術をキャッチアップし供給し続ければ、キャリアは自然と構築されますし、積んだ経験に応じて給料は支払われます。

大事なのは、日本全体のIT業界、もっといえばグローバルで求められる技術を学び続けることです。今自分が所属している会社で求められている技術だけ、わかればいいというマインドでは、いずれ枯渇してキャリアは停滞します。

ここでグローバルと言ったのは、日本だけで求められている技術はそのうち使われなくなるからです。グローバルのメインストリームの技術は5〜10年ぐらい遅れて日本に入ってきます。バックエンドで言えば、Rubyが良い例です。Rubyは日本ではかなり流行っており、現状では案件数は一番かもしれません。しかしRubyは海外ではあまり使用されていません。海外のバックエンドはPythonやGo言語が主流です。この流れはすでに日本には来ています。

会社技術を使えるのはもちろんですが、それだけでは時代に求められている技術を身につけているとは言えません。会社の需要を満たせるのは最低限です。プラスαで、グローバルで需要のある技術は常に学び続ける必要があります。

まとめ

以上、キャリアのスタートのエンジニア職は何を選んでもどうとでもなるという主張でした。

もし所属している会社でキャリアアップが難しいなら、転職という選択肢しかありません。そして転職は、エンジニアとしての経験+業務経験を拡張する学びがあれば、自分が求める経験を積める職につくことは可能です。

転職や商談では、ピンポイントの経験を求めているものも少なくありません。しかし、そういった会社で働くことはキャリアの停滞になりますし、職場での満足度も高くないでしょう。

エンジニアに敬意を払ってくれる会社であれば、エンジニアが経験して来たこと以外の技術経験を積みたいことは、わかっています。そして、そういったエンジニアを採用しても、業務が回る仕組みがあります。そういった会社を選べば、エンジニアとしてキャリアを積み続けることができます。

自分の専門性を磨くことは大事ですが、キャリアの初期で○○エンジニアという肩書きにこだわる意味は、あまりありません。