全般

副業・複業の3パターン、自分に適しているものの考え方

会社に頼らない生き方、個としての自分、自分のスキルの責任は自分あるという考えが浸透して、副業複業をするのが当たり前になってきました。

しかし、だからと言って考えや戦略なしでやると、時間と引き替えにわずかなお金を得ただけということになりかねません。

では、自分に適した副業・複業とは、いったい何でしょうか?

それは人によるので一概には言えませんが、副業・複業にはいくつかのパターンがあります。そして自分に合っているのはどのパターンなのか、見極め方を提示します。

副業・複業の3パターン

パターン1 【副業型】 本職の延長、スキルを活かす時間切り売りパターン

このパターンは、今の自分の手持ちのスキルを活かして、時間換算の代価を得るタイプです。いわゆる副業で、アルバイトのようなものです。世の中の副業に対する考えは、このパターンが一般的です。

エンジニアでいえば、週に2〜3日の開発業務や、プログラミングの講師などでしょうか。他にも技術記事を書くライターなどもあります。

時給で言えば、2000〜5000円ぐらいが一般的かと思います。

それなりの稼ぎになりますが、やっていることは時間の切り売りです。

パターン2 【複業型】 本職とは別キャリアを構築するパターン

このパターンは本職とは別ベクトルの仕事をするタイプです。いわゆるダブルキャリアというやつで、副業ではなく複業と表現されています。

今の本職とは完全に独立したキャリアで、本職がダメになったときの保険と考えることもできますし、スキルのかけ算の考えで未来への投資と考えることもできます。

スキルのかけ算とは、ある分野で100人に一人の人材になり、それが2分野あれば1/100×1/100で1万人に一人の人材になるという考えです。

本職では100人に一人の人材でしょうが、もう一分野でそうなるのは大変です。最初は勉強などで、ある程度の時間と金銭の投資は必要です。投資の期間がすぎれば、その後は時間の切り売りで働くことはパターン1となんら変わりません。

もし、能力を身につけた複数の分野の組み合わせが有効なら、時間の切り売りで経験を得るというフェーズを得た先には、大きなリターンがあります。

パターン3 【投資型】 成功すれば大きいトップ組総取りパターン

最後の3つめのパターンは、成功すればリターンが大きいが、成功するのはトップ数パーセントだけというタイプです。当たれば大きいけど、当たらなければ得るものはほとんどない、All or Nothingの世界です。

代表的な例だと、YouTubeやブログです。他にはエンジニアだと、Udemyの講師、教材作成などがあります。

これらの収益曲線は指数関数的です。はじめの期間は、収益はほぼありません。そして、参加者のほとんど、90%以上は、収益が発生しないまま脱落していきます。

何百、何千時間と費やしてはじめて競争の土台にたて、更にそこからの生き残りだけが、突き抜けた収益をえることができます。

例外パターン ブルーオーシャン、わずかな努力で突き抜けたリターンを求める

例外として、競争なしで、突き抜けたリターンを求めるという道もあります。いわゆるブルーオーシャンの考えで、ライバルが参入してくる前においしいところを持って行くタイプです。

少し前の例で言えば、仮想通貨の初期参加者などがそうでしょうか。

しかし、このパターンは運要素が大きいですし、再現性もありません。

このパターンにも努力、投資という考えは必要です。絶えず情報収集を続け、参入時にはリスクをとる必要もあります。なので時間や労力をさく必要はあります。

ただ、これを副業・複業と捉えるのは、無理があるかと思います。

自分に適した副業・複業のパターン

以上、副業・複業の3パターンでした。

副業・複業をする場合は、自分の要求をはっきりさせて、どのパターンなら満たせるのか考えておく必要があります。

パターン1 【副業型】に適した人

副業型に適した人は、以下の2タイプです。

  • 目的のために確実に稼ぎたい人
  • 本職のスキルを伸ばしたい人

目的がはっきりしている人は、この副業タイプが適しています。例えば、生活費の足しにしたい、お小遣いを稼ぎたいと考えている人たちです。自分が差し出した時間分は、確実に金銭を得ることができます。

また本職のスキルを伸ばしたいと考えている人にあっています。転職経験がある人はわかると思いますが、働く時間の総量が同じなら、1社で働くより2社で働いた方が、得られるスキルや経験は格段に違います。副業することで、転職というリスクをとることなく、これらのリターンを享受できます。

例えば、エンジニアなら本職とは違った技術を扱っているシステムや、本職とは少し違うロールで働くことで、得られる経験や知見は倍加的に差が付いていきます。

パターン2 【複業型】に適した人

複業型に適した人は、以下の3タイプです。

  • 本職のキャリア、未来に不安がある
  • 本職と相性がいい分野がわかっている
  • 本職とは別に、自分が好きで楽しめる分野がある

本職のキャリアに不安がある人はこの複業タイプに適しています。AIの普及で仕事がなくなりそうな人や、今自分がやっていることに情熱が持てず、この先ずっとやっていける気がしない人は、本職とは別ベクトルのキャリアが気づける複業を考えるべきでしょう。

複業をやることで余裕が生まれ、本職での評価もあがるという好循環も期待できます。

また本職と相性がいい別分野がわかっている場合は、そこへの投資の意味も兼ねて複業するのは利に叶っています。

もしくは自分がやりたくてしょうがない、趣味として楽しむ事ができるのも複業に適しています。代表的なのはイラストや音楽作成などでしょうか。

注意しないといけないのは、パラレルキャリアだ、ダブルキャリアだといって戦略なしでむやみやたらと複業に飛び込むことです。組み合わせによっては、まったく機能しないこともあります。

どの分野と分野が結びつくか、点と点が繋がるかは予測が難しく運要素もあります。なので戦略を立てること自体が難しいですし、考えても意味をなさないかもしれません。ただ、自分なりのある程度の勝算はもってから取り組んだ方が、複業の効果も発揮しやすいでしょう。

パターン3 【投資型】に適した人

投資型に適した人は、以下の全てを持ち合わせたタイプです。

  • 本職で十分な稼ぎがあって、時間に余裕がある人
  • 忍耐力があって継続的な努力ができる人

投資型の複業は、最初のかなり期間で収益がありません。にもかかわらず時間の投資は必要です。

なので、金銭的にも時間的にも生活に余裕がある人向けです。労働時間が少なめのホワイト企業の高級取りで、プライベートが忙しくないとか、パートナーの協力が得られる方とかに適しています。

時間と金銭に余裕があるということは、長い期間、複業の市場に参加していられる、つまり勝負の土台に立てるということになります。その分、トライ&エラーを繰り返しやすいですし、知見も溜まっていくでしょう。最終的には勝ち残る可能性があがります。

さらに言えば、この投資型の複業の成功要因には、これまでに得た個人の経験や能力が土台となることが多いです。例外はありますが、YouTube、ブログ、Udemyなどほとんどがそうです。この経験や能力をもっているのも、生活に余裕がある層です。

身も蓋もありませんが、突き抜けた収益を得ることができる複業に向いているものは、すでに経済的な余裕がある層です。富める者はさらに富む、これが資本主義の縮図です。

そうでない人は、この投資型の複業で一発逆転狙うよりは、まずは副業型や複業型で生活の余裕をつくり、スタートラインを近づけることに注力したほうがいいかもしれません。

まとめ

以上、副業・複業の3パターンと向いている人の特徴の紹介でした。

副業・複業3パターン
  • パターン1: 副業型
    • 向いている人: 即金を確実に稼ぎたい人、本業のスキルを伸ばしたい人
  • パターン2: 複業型
    • 向いている人: 本業のキャリアに不安がある人、スキルのかけ算でリターンを得たい人
  • パターン3: 投資型
    • 向いている人: 経済と時間に余裕がある人、収益なしのリスクをとっても大きなリターンが得たい人

副業・複業をはじめるときは、自分がどのパターンに当てはまるのか、考え見ることをオススメします。