文章訓練

この記事は、知識共有、主張、オチなどはありません。
個人的な文章訓練のために書いている記事になります。

書けるひとになる! ――魂の文章術 (扶桑社BOOKS)』という本を読んで、とにかく書きまくる文書訓練を実践していくことにしました。

今、雨が降っている。

予報によると午後には止むとのことだ。おそらく実現するだろう。技術の進化により天気予報の精度は格段にあがった。高い確率で的中するし、時間単位でわかるようになった。

だが人類は未だに雨を克服できないでいる。雨の主な防御手段は傘、これは平安時代から何も変わっていない。今やテクノロジーは○○工学と細分化しつづけ、その各分野で進化し続けているというのに。大気があって重力がある。この基本的な構図がある限り、雨は生まれ傘で防ぐしかないのかもしれない。

傘を差すから手荷物が増える。傘を差さないといけないから、自転車という快適な交通手段が利用できない。傘からしたたる水で、公共の場は水浸しになる。雨の水で滑って転ぶリスクが其処彼処に点在している。

でもこのことは喜ぶべきことかもしれない。

雨があるからこそ、考えることがある。雨の憂鬱さが逆に素晴らしい考えを生むかも知れない。雨が降っているからこそ訪れる静寂や非日常が嬉しいこともある。もし人類が雨を克服していたら、雨の中で物思いに耽ることはできなくなる。

雨は物語のアクセントや演出にもなる。もし人類が雨を克服していたら、生まれていなかった名作もあるだろう。

雨の日のリモートワークは格段に幸福度があがる。逆に集中できるだろう。人類が雨を克服していたら、世界の生産力は減少していたに違いない。

人類が雨を克服していたら、それはそれは便利な世の中であることだろう。でもさぞつまらない世界に違いない。

だから今降り続ける雨を愛おしく感じ、いずれ止むことに憂いを感じながら、世界の物書きたちは今日も文章を書き続けている。