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本業の環境はケチることなかれ

世の中、沢山のものやサービスにあふれています。たいていは競合がいて、便利だけど高価、安価だけど使い勝手がいまいちという選択肢が存在します。だから多くの人間はコスパを意識して、どうにか後者の安いけど微妙な製品やサービスでどうにかならないか試行錯誤しています。

私もご多分に漏れず、コスパを意識した買い物を随分としてきました。それは本業(ITエンジニア)に関するものも例外ではありません。机、椅子、ノートパソコン、キーボード、各種ソフトウェアライセンスなどなど。昔は安い製品を試したりしていました。

これらの経験を踏まえて悟ったことがあります。

本業に関しては、ケチケチしないほうが良い。コスパを考えケチな選択をすると、結果として損することが多い。

という考えにいたりました。このことについて書きたいと思います。

コスパを意識すべきものとしなくていいもの

当たり前でですが、あらゆるもののコスパを意識することなくガンガン買えといっているわけではありません。必要だけど自分の興味が薄いもの、自分に影響の少ない日用品や消耗品はコスパを意識するべきです。ここでコストを減らしておかないと、自分にとって本当に必要なものにコストをかけることに抵抗が入ってしまいます。

私の例では言えば、服、タオルなどの日用品、外食などはあまり興味がないので最低限のものしか買っていません。その代わり、仕事の環境には気兼ねなくお金をかけています。

本業に関するものは、なぜ高いものをガンガン買って良いのか

幸福度が上がる

一番の理由はこれです。自分が考えうる最高の道具や環境で仕事できることは幸福度の向上につながります。他人の目からはわからなくとも、自分の中ではパフォーマンスが上がったように感じられ、自己肯定感を得ることもできます。

また自分で納得する仕事環境が整っていないと、仕事をしなかったりできなかったときの理由を自分に言い聞かせてしまいます。結果としてパフォーマンス低下につながり他者からの信頼を失うことにもなりかねません。これを避けるためにも仕事の環境や道具には投資すべきです。

作業効率があがって人材価値が上がることがある

上記では他者にわからない程度、自己肯定感にしかならない程度のパフォーマンスアップと記載しましたが、実際、環境や道具を変えることによって明らかに作業効率があがるケースもあります。他者の目からも明らかなほどの上昇したパフォーマンスを出し続ければ、評価もあがり自身の人材価値も上がることでしょう。

高頻度で使うようになるので、結果としてコスパがよくなる可能性がある

仕事で使うとうことは、毎日長時間、そして何年も使うことがほとんどだと思います。結果として時間当たりのコストは安くなります。廉価のサービスや製品で節約を頑張ったとしても、時間当たりのコストは高価なものとたいして変わりません。でしたら、ここはケチらずいいものを買ってしまっていいでしょう。

よりよいサービスや道具を使うことで新たな気づきが得られることがある

仕事に使う道具をよくすることで、必要と思っていなかった機能が実は予想以上によかった、結果として仕事でできることが増えるということもあり得ます。また良い製品の使用方法など調べることで新たな情報を得たりすることもあります。環境や道具をよくすることで新たな気づきを得られることがあります。

また職場でも、できる人というのはたいてい良いサービスや道具を使っていたりします。自分も同じことを使うことで、そういった人たちと話す機会が得られることもあります。

本業の環境にコストを書けたときのデメリット

本業の環境にコストをかけたときのデメリットを挙げるとするなら、それは会社の環境が劣悪に感じるようになるということです。会社の環境の比較対象は自宅になります。自宅には自分が考え得る最高の環境ができあがっているので、会社がどんなに頑張っても自宅の環境を越えることはありません。

自宅にある最高の机と椅子、潤沢なモニター、静かな環境など、会社には存在しません。会社に行きたくなくなります。

リモート勤務より出社頻度のほうが高い人には、これがストレスになる可能性があります。

体験談

以下は私のこれまでの体験談になります。

机と椅子

机は今はプラスの電動昇降机とアーロンチェアを使用しています。机は最近買ったばかりですが、アーロンチェアはもう10年ぐらい使っています。どちらとも15万円以上したと思いますが、価格以上の恩恵があると思っています。

私は社会人になったばかりの時は、安い机と椅子を揃えましたが、全然満足感が得られず1、2年で捨ててしまったと思います。結果としてコスパが悪い買い物でした。

机と椅子は確実に長時間使うものですし健康にも直結するものなので、優先度の高くリターンが期待できる投資対象だと思います。

キーボード

キーボードもかなりお金をかけてきました。最初はロジクールの1万円ぐらいの中の上みたいな中途半端な製品を使っていました。使っている当時は結構気に入っていたのですが、次第にエルゴノミクスに興味を持ちだして海外から取り寄せて買っていました。このときは1台で4万円ぐらい使っていた気がします。それも会社と家用に複数台買っていました。今は自作キーボードに落ち着いています。といってもこれも1台2万円ぐらいはかかりまが。

私の本業はITエンジニアです。エンジニアやプログラマってキーボードを沢山使うイメージですが、実は意外とそうでもないんですよね。考えている時間も結構あるので、年中タイピングしているわけではありません。おそらくライターさんのほうが沢山タイピングしていることでしょう。それでもキーボードを多く使う職業には変わりないので、キーボードには投資したくなります。

それに良いキーボードは打っているだけで幸せになります♪

IME

今はATOK Passportプレミアムを使っています。月500円以上取られていると思います。

IMEは実は結構長い間ケチってきました。昔は微妙だなと思いながらもGoogle日本語入力で妥協していましたし、ATOKを使うようになっても買い切りの製品を何年も使っていました。ATOK Passportにしてからもベーシックプランで買い切りの辞書と組み合わせて頑張って使っていました。でも流石に設定とかいろいろ面倒くさくなってATOK Passportプレミアムにしました。

少し高いと思いますが、まあ満足しています。

エディタ

エディタも今はVSC一強ですが、昔はいろいろとありました。EmEditorという高価なやつがあったんですが、私は買わずに他のエディタで頑張っていました。今にして思えば、さっさと買っておけば良かった思います。

またIDEの方も、Javaは長い間eclipseで頑張ってきましたし、他の言語を使うことになってもJetbrainsの無料版や、買ったとしても1プロダウクトのライセンスを買っていました。これも今にして思えば、変にケチったせいで余計なところに時間をかけてしまったな後悔しています。今はJetbrainsのオールプロダクトのライセンスを買っています。最初は買っても使い切れないだろうなと思っていたのですが、買って良かったです。オールプロダクトのライセンスを持っているおかげで、プロジェクトで馴染みない言語とか出てきても臆せず関わっていけます。

書籍

書籍は昔からケチったことはないです。読み切れないことも多々あるのですが、Software DesignとWEB DB PRESSを購読していますし、技術とは関係ないビジネス書もじゃんじゃん買っています。

買っても意味なかったと思う本に出会うことも少なくないですが、後悔したことはないです。本はコスパの良い投資対象です。これからもガンガン買っていく予定です。