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エンジニア年収1000万円の道 キャリアルート王道3パターン

エンジニアのキャリアにはいくつかのパターンがあります。

新卒でこの業界に入った頃はわかりませんでしたが、あれから15年の月が過ぎました。それなりにキャリアについて考えてきたつもりですし、いろいろな人とも会ってきました。そんな今の私が、エンジニアのキャリアルートと今後について考えて見ました。

エンジニアのキャリアルート 王道3パターン

細かな違いはあれど、現在のエンジニアのキャリアのルートは大別すると以下の3パターンになります。

  • エリートルート
    一流大学で最先端の専門知識をつけた人たち。GAFAMを筆頭とした外資のジャイアントテックのエンジニア。
  • セミエリートルート
    大手SIなどの有名大企業の人たち。高給取りになるために、エンジニアからマネージャーに鞍替えしやすい。
  • たたき上げルート
    未経験からのSESスタートの人たち。生き残りはフリーランスになる傾向。セミエリートルートへのシフトチェンジもある。

技術の進化がすさまじい上に、いろいろとグローバルな課題が発現し続けている昨今です。社会が複雑化していくにつれ、エンジニアの重要性も時代ととも推移してきました。いつまでもこういったキャリアルートがある保証はどこにもありません。ただ後10年ぐらいはまだこのキャリアルートは根強く残っている気がします。何の根拠もない個人的な肌感覚ではありますが。

以下は各ルートの詳細になります。

エリートルート

東大などの一流大学を卒業して人たちがのるルートです。早慶ぐらいの人でもこのルートに乗ることがあります。留学経験があったり、大学の研究室などで最先端の技術を学んでいます。今で言えば、機械学習、ブロックチェーンなどでしょうか。

卒業後は、そしてGAFAM、もしくはそれに等しい外資のジャイアントテックのエンジニアになります。このルートの人たちが、内資の企業に来ることはないでしょう。来たとしてもSONYやメガベンチャーの特別枠とかでしょうか。

このルートの人たちは新卒時から年収一千万超えになります。新卒に入った同社で、もしくは同様の企業に転職して、順調にエンジニアとして出世していくルートをたどることが多いです。最終的には上級エンジニアもしくはマネージャーなどの肩書きがつき、トップオブトップのエンジニアの賞賛されることでしょう。年収の頭打ちは3000万円弱ぐらいです。

新卒で数年働き、起業するパターンも多いです。というのもこういった企業のエンジニアたちは、日々の業務で技術力はもちろんアイデア出しも求められています。数年働けば、経済的余裕もできますし、人脈も形成されます。お金と人脈があって、自分は技術があってアイデアも出せるという状態になるので、もう起業でいいじゃんってなります。

セミエリートルート

そこそこの大学を卒業して、まじめに就活をした人たちのたどるルートがこちらになります。

新卒時は大手SIなどに就職します。初期年収は企業にも寄りますが、400~600万円ぐらいです。最初は簡単なコーディングをしたり設計をしたりなどの業務をします。外注管理(ベンダーコントロール)などもするこになります。

順調にキャリアを重ねていくと、30歳ぐらいで課長などの役職がつき部下も0~5人ぐらいつきます。年収は600~700万円ぐらいでしょう。その後、転職するなり同様の会社でキャリアを重ねるなりして、40歳手前ぐらいでさらに立派な役職がついて年収1000万ぐらいになるイメージです。

このルートはエンジニアとしてバリバリ働くルートにはなりづらいです。というのもこ、のルートだとエンジニアで年収1000万越えは難しいからです。内資の大手企業では、エンジニアリングをするよりマネージメントをするほうが年収が良くなる傾向があります。これは仕方がないことです。内資の大手企業が社員に求めるのは、エンジニアリングや斬新なアイデアで市場を牽引することではなく、受注したシステム構築を外注を駆使して、最終的にはどんな精度になろうとも完遂して納品することです。そのためには技術力でなくマネジメントが求められます。

このルートは、ここからさらに部長や役員などに出世するか、もしくはコンサルタントなどに独立するとさらなる年収アップがあります。

たたき上げエンジニアルート

たたき上げルートです。おそらくこのルートに入る人が一番多いでしょう。私もこのルートです。

このルートの人たちは、エンジニアとは関係ない学部や三流大学出身、もしくはそこそこの大学出身でもまじめに就活しなかったり時代背景に恵まれなかったりの人たちです。卒業後の入社さきは未経験社の受け口でもあるSESの会社です。 いわゆるITゼネコンの下層からのスタートになります。

仕事内容は他社に派遣で入りそこの社員の下で単純な作業をすることが多いです。具体的には簡単なコーディングや設計などで、セミエリートルートの新卒者と変わりません。ただ落とし穴があって、いわゆる案件ガチャというもので、場合に寄っては何の経験にもならない単純な作業を延々とやらざるを得ないことになる可能性もあります。新卒時の年収は300~400万円ぐらいです。

エンジニアとして数年キャリアを積み重ねていくと転職を考えることになります。SESの企業は年収もエンジニアとしての成長もすぐ頭打ちになりますので。この時いい企業に転職できれば30歳前後で年収600~700万円ぐらいになります。その会社で役員ぐらいまで出生できれば、年収1000万円超えも見えてきます。

このルートだと、社員としてはこれぐらいの年収が頭打ちになりやすいので、更なる年収UPを目指してフリーランスになるのが、もっともよくあるパターンです。フリーランスのエンジニアとして案件に参画、その時の定時単価は多くて80~90万円ぐらいです。これで税込みで年収1000万円ぐらいになります。

案件によっては120万円ぐらいの提示額もありますが、これは理論値と考えていいでしょう。商流がいい案件で80、90万円ぐらいだと思います。フリーランス界隈にもITゼネコンの案件は蔓延していて、中抜きが酷い案件だと月単価が30万や40万などもあります。こういった案件に近寄ってはいけません。

今後のキャリアルートを考える

以上がエンジニアの3大ルートです。今の自分はどのルートパターンにいて、どこを目指しているのか再確認してみるのもいいでしょう。

もちろんキャリアルートは、この3パターンに限りません。細かい分類をすればさらに様々なルートがありますし、これ以外のレアなパターンもあるでしょう。ただ何の戦略もなくただ働き、年数を重ねて行けばこのセミエリートルートかたたき上げルートになりやすいです。

ただ冒頭にも少し書きましたが、これは十数年前から現在にかけての話です。今でもこのルートは王道だとは思いますし、しばらくはこの傾向も続くでしょう。しかし、その後どうなっていくかは分かりません。特に今はエンジニアリングの技術進歩は昔よりどんどん加速していき、ノーコード、ローコードも現実的になってきています。GAFAMが提供するサービスもどんどん良くなっていくでしょうし、ITゼネコンがいつまで存在するかもわかりません。高確率で並のエンジニアはどんどん入らなくなっていくことでしょう。

今自分がどのルートにいてどの位置にいるのか、最終的にどこを目指しているのか把握しておく。その上で、時代や技術の推移とともにルートも変化する前提で日々様々な技術や情報をキャッチアップして精進していかなければこの先生き残ることが難しいでしょう。