インフラエンジニアを名乗るなら、自分のパソコンにやっておきたい設定をリストアップしてみました。
パソコンの環境は、技術の進化と共に変化していくものです。なので常に自己最適を求めてカスタムし続けるものではあるのですが、土台となる考え方や普遍的な設定もあります。
今回リストアップしたやつには旬なものもありますが、何年も使われている基本的なものも入っています。
なので、ここに書かれてあるものの中から、取捨選択して自分に合ったものを判断していただければと思います。
ハードウェア編
キーボード
インフラエンジニアは、昔は色々なPCで作業をすることが多かったのですが、クラウドの普及もあり、今は自分のPCのみ使うことがほとんどになりました。
なので、キーボードもある程度自分の好きなようにカスタムしていいと思います。
キーボードの細かいカスタムは、各自で好きな設定があると思いますので、ここでは取り扱いません。
が、一点だけ。まさか数値入力をテンキーでやってはいませんよね?
インクラインジニアはIPアドレスなどの、脈絡のない数値を入力することが多いので、テンキーを使いたくなることもあるでしょう。ただ、できるだけテンキーでなく普通のキーボードで数値を入力できるようにしておいた方がいいです。
テンキーのあるキーボードをだとスペース的な問題ありますし、ホームポジションから指が離れるのでタイピング効率にも影響はあります。
ちなみにですが、私は40%キーボードを使用しています。40%キーボードだと、数値の最上段の位置にまで指を動かすことなく、ホームポジションと同じ段のキーで数字入力ができます。
OS編
Windows or Mac
これも今なら、WindowsとMac、どちらでもOKです。好きな方を使って問題ないでしょう。
昔は、インフラエンジニアならWindowsが基本でした。というのも、インフラエンジニアの業務は環境依存のトラブルシューティングをすることが少なくありません。この環境依存とは、大体Windowsにだけ発生するというトラブルです。なので、自身のPCがWindowsだと現象再現の観点から、トラブシューティングしやすいことがあります。
ただ、今だと動作環境はサーバーレス、もしくはDockerがほとんどなので、自分でWindowsを用意する必要はありません。また、Windwosでの動作確認が必要になったとしても、クラウドのインスタンスとかでサクッと環境を用意することはできます。よっぽどのレガシー環境でセキュリティがガチガチの業務でない限り、Macでも問題ないでしょう。
注意点としては、Windowsを使う場合は、Linux環境としてWSLの設定が必須です。WSLを使うと、メモリ効率がMacより悪いので、MacよりハイスペックのPCが必要かと思います。まあ、PC自体は同スペックならMacのほうが高いので、コスト的にはどちらのOSを選んでも大差ないと思います。
アプリランチャー
インフラエンジニアの場合は、開発者に比べて色々とアプリを起動することが多いです。
開発の場合はエディタやブラウザ、ターミナルぐらいで、起動しているアプリを切り替えることはあまりないのですが、インフラの場合はブラウザやターミナルを複数立ち上げたり、エディタ以外のドキュメントツールも複数使ったりすることが多いです。
つまり何が言いたいかというと、アプリをオフオンすることが多いので、その辺りはキーボードでサクッとできるようにしておきましょうということです。毎回マウスクリックでアプリを立ち上げたり閉じたりしていたら、時間もかかりますし腕も疲れます。
昔はアプリランチャーを入れたり、環境変数でrun alisを設定したりしていましたが、最新のOSだとデフォルトの検索機能が優れていて、こちらのほうが早く使い勝手が良い可能性があります。つまり、WindowsならWinキーで、MacならSpotlightで十分かもしれません。ランチャー周りが昔のカスタムのままなら、一度見直してみるのもいいと思います。
ソフトウェア編
ブラウザ周りの必須の設定
インフラエンジニアは、同時に複数のクラウド環境にログインすることが多々あります。
なので、複数ブラウザを起動できるようにしておきましょう。Edge/Safariの他、FirefoxとChromeは入れておくのはもちろん、プライベートセッションでもサクッとログインできるようにしておきましょう。私は1Passwordで、プライベートセッションからでも、すぐにログインできるようにしています。
また、AWSを使用することが多い場合、AWS Extend Switch Rolesでワンクリックでスイッチロールできるようにしておきましょう。
ターミナル
インフラエンジニアが一番使うと言ったら、ターミナルソフトです。
昔は環境がコロコロ切り替わるので、 ターミナルはデフォルトのままで、tmuxを使うなどもありました。
今は自分のPCで完結する業務がほとんどなので、自分のPCのターミナルをゴリゴリにカスタムしても問題ないでしょう。ターミナルは昔は乱立していましたが、今はメインストリームが決まってきたように感じます。WindowsならWindowsターミナル、MacならiTerm2でいいかと思います。
また、WindwosターミナルでもiTerm2でも、powerlineを導入すれば、モチベーションも上がるのでオススメです😁
スニペット&コピーバッファ
スニペット&コピーバッファのソフトは入れて、使いこなすようにしてください。
最近はOSの標準でコピーバッファをカバーするようになりましたが、スニペットは対応されていません。インフラエンジニアは、開発よりスニペットを使う頻度は多いです。開発はIDEの補完で十分なケースがほとんどですが、インフラの場合は単独のコマンドを打つ機会が多いです。タブ補完やhistoryコマンド、alias設定では限界があるので、スニペットコマンドを使うことをオススメします。
私はWindowsならClibor、MacならClipyを使っています。また言うまでもないことだと思いますが、このソフトもキーボードだけで操作を完結できるようにしておくべきです。起動コマンドは他のアプリと干渉する可能性がありますが、環境設定で起動コマンドを変えることができます。
開発環境周りの必須の設定
インフラエンジニアといえど、開発環境は必須です。まず大前提として、Gitは入れておきましょう。
Windowsの場合は、Windows側でなく、WSL側に入れておいたほうがいいでしょう。Windowsの開発環境は、WSL側で構築した方が、トラブルが少なくて済むことが多いです。
エディタ
インフラエンジニアのPCでカバーしておきたい言語環境は、Python、JavaScript、シェルスクリプト、Terraform、JSON、YAML、マークダウンなどでしょうか。最近はブラウザ上でのコーディングが広まってきますが、今はまだそちらをメインにするには時期尚早かと思います。なのでローカルのエディタ環境の構築は必須です。
エディタは今はVSCodeが業界標準なので、これは入れておきましょう。VSCだけで上記の言語は全てカバーできます。とくにこだわりがないなら、エディタ環境はVSCだけで十分です。
自分がメインで使う言語を、VimやJetbrainsなどでやりたければ、好みのツール環境を構築すれば良いかと思います。
Python環境
Python環境はMacだとデフォルトで入っているのですが、これをそのまま使うのはオススメしません。
Pythonの複数バージョンの切り替えは、実は開発者よりインフラエンジニアのほうが必須だったりします。なので、この辺りを対応できるようにしておきましょう。
私はAnacondaをオススメします。
繰り返しになりますが、Windwosの場合は、WSL側にインストールしましょう。
Node環境
インフラエンジニアの場合、必須ではありませんが、現場によってはNode.jsが必要なフレームワークを使っていたり、JavaScriptで作成したスクリプトを使っているかも知れません。
なのでもし必要なら、これもPython同様、複数バージョンに対応できるようにしておきましょう。Nodebrewがメジャーかと思います。これはWindowsでは動かないのですが、これもWSLでは当然動作しますので、WSL側に環境構築すれば問題ありません。
