フリーランスのエンジニアが案件選ぶ時は、単価や細かい条件を選ぶ前に、まずその案件が自分の成長のためなのか、今の自分の能力を活かして効率よく稼ぐものなのかの前提を考えようという記事を書きました。
今回は、その前提が固まった上で、私が案件を選ぶ基準のまとめになります。
案件を選びは、自分の幸福度を考える
案件の条件は、仕事内容、報酬、環境などいろいろありますが、すべては自分の幸福度を基準に考えます。
他の条件がどんなによくても、幸福度は確実に下がるという条件が1つか2つあれば、私はその案件は避けるようにしています。自分の直感を信じています。
そしてこの幸福度の基準は人によっても、また人生のタイミングによっても変わってきます。
案件選びの前に、自分はどんな条件だったら幸福になって、どんな条件があると幸福度が下がるか洗い出ししておくことをオススメします。自分の中で事前にやっておいたら、案件選びや商談にも迷いは生じなくなります。
例 私の場合
今現在の私の場合ですと、優先順位は、
といった感じです。
そして、この各項目で絶対に譲れない条件や、できれば満たしたい条件も、はっきりさせておきます。
各条件の幸福度の基準
環境
出社の強要は、かなりのストレスです。
オフィスが近くて、上質な机と椅子があってオープンスペースでないけど十分な広さがあって静かというならいいんですが、そんな環境を用意している会社というのはまずありませんからね・・・
なので私の場合は、フルリモートか出社は月2,3ぐらいという案件以外は、対象外です。他の条件を見ることもありません。
私がフリーになっったときは、まだリモートワークは浸透していなかったので、こんなことは言ってられてませんでしたが、今はフルリモートの案件がゴロゴロあります。その基本的な水準も満たせない企業は無視してしまっていいでしょう。
また、作業PCもかなり気にします。自分のPCが使えるのか、支給されるのか。支給ならWindowsかMac選べるのか、スペックはどんなものなのか。
自分のPCが使える案件はほとんどないので、ここは諦めています。ただ支給PCがWindwosでメモリ8GBとかなら、ちょっとブレーキがかかってしまいます。この場合も毎日のストレスがかなりたまります。出社みたく一発アウト項目ではありませんが、これ以外の条件がかなりよくない限り、この場合もお断りさせてもらいます。
ただ支給PCに関しては、事前にわかることはなく商談してはじめてわかることが多いんですよね。エージェントに聞いてもわからないことが多いですし。
なんでこの条項がJDに入っていないのか不思議です。重要視している人は結構いると思うんですが。
仕事の量や質
私は今、プライベートが忙しめですし、個人的な勉強にも使いたいので、仕事の量はかなり重要視しています。
稼働80%ぐらいでいいならそれがベストですし、100%が条件なら現場の温度感、稼働が120%とか150%になる可能性はあるのかは確認しています。
これは転職の面接だと仕事によるので一概に言えないでしょうし、聞いてもあまり意味ないかも知れません。しかしプロジェクトベースのフリーランスの商談なら、聞いても全然問題ありません。
むしろ聞くべきです。フリーランスの案件には、しれっと常時炎上中の案件が入ってきたりするので、それを避ける意味でも確認しておいたほうがいいと思います。
仕事の質は実際にやってみないとわからないことが多いので、こちらはあまり重視していません。
お金・報酬
お金は幸福度に直結しやすいので、重要な指標です。お金・報酬が良ければ、仕事の質や後述するコミュニティの質がいまいちでも受け入れられます。
ただお金がいい案件ほど、周りの人は余裕があってレベルも高いので、コミュニティも良好な可能性が高いです。
とはいえ、私は今はそれほど報酬にはこだわっていません。前述の通り、環境や仕事量の方が優先度が高いです。
ただ最低限の報酬レベルだけは持っています。このラインを下回れば、他がどんなに良くても幸福度が下がるという報酬レベルは把握しておくべきです。
あと言うまでもないですが、相場より明らかに報酬が低い案件には近寄らないようにしています。こういった案件は、商流が深いので、仕事内容や環境までいまいちなことが多いです。
お金にそれほどこだわらないとはいえ、環境や仕事内容はある程度はお金と相関があるので、結果的にお金にもこだわっていると言えもします。
コミュニティの居心地の良さ
コミュニティの居心地の良さとは、会社の文化や周囲のレベルのことです。
コミュニティの質は、軽視しがちな項目ではあるのですが、セレンディピティという考え方もありますし、しっかりと考えておきたいところではあります。
とはいえ、私はここは優先度はそんな高くありません。転職では重要な指標になると思いますが、プロジェクト終了後はどうなるかわからないフリーランスの契約では、優先度は低めでいいと考えています。
仕事は、一緒に仕事する人が問題のある人じゃないという一定の基準は必要です。人間関係でストレスを感じるようならNGです。
ただそれは、そもそも働いてみないとわからないところがあるので、商談時では判断のしようがないことでもあります。
商談で明らかにコミュニケーションが取りづらかったということもあります。その場合は参画はちゅうちょしてしまいますが、その前に先方からお断りされることがほとんどです。
まとめ
以上、フリーランスの商談時における優先順位を、環境/仕事内容/お金/コミュニティの観点からの考察でした。
この優先度は人によって、または年齢や人生のフェーズによっても変わるものです。ただいかなるときも基準は自分の幸福度です。案件が変わるときは、このことを忘れずに商談に臨みたいと思います。
