フリーランスのエンジニアは、契約を突然切られることってあるの?
と疑問をもったり、不安を感じたりすることがあるかもしれません。
私はあまりこの手の不安を持ったことはなかったのですが、実は戦力不足という理由で一方的に契約を切られた経験があります。
自分を擁護する感じではありますが、ズバリいって、契約切りは経験や単価に関係なく誰にもあってもおかしくないと思います。なので、実際に契約を切られても、気にすることはありません。
概要
契約を切られた経験をしたのは、フリーランス3年目ぐらいのころです。
私は案件に参画したら、それなりに評価していただけることが多く、一方的に切られたのはその案件がはじめてでした。
エージェントを通していたため、単価も安めでした。エージェントの取り分が少し多そうな感じはしていましたが、価格分以上は働いていると思っていたのですが、契約からわずか2ヶ月で切られました。なので最初はかなりショックでした。
契約切れの理由
契約切りの理由の詳細を聞いたところ、一度決めた仕様の枠を超えたプルリクを作ったことでした。
実装中に考慮漏れのユースケースに気づいたので、その修正も同じプルリクに混ぜてしまいました。そしてその修正によって、元のユースケースに若干変更が入ってしまいました。たいした修正でなかったし、変更部分はユーザ公開の部分ではなく管理側の機能でしたので、あとで説明すればいいかぐらいに思っていたのですが、それがマネージャーの相当の負担になったようです。
確かに本番リリース済みのシステムの機能追加だったので、もう少しセンシティブに対応するべきでした。事前に一度相談すればよかったなと反省しています。
あと、本番リリースして多少の年数が経っていると言うこともあり、かなり汚いコードでした。私もそれに合わせていいのかなとignoreコメントとかを使っていたのですが、それも問題だったようです。確かに、負債となっているプログラムを少しでも良くしていくというソフトウェア開発の基本的な考えが抜けていたと思います。
私はそれまで新規開発の案件をやることが多く、本番リリース済みの保守に近い案件をやることはあまりなかったので、その辺りも少しずれがあったのだと思います。
振り返ってみて
契約を切られた当時はショックはあったものの、今になって思えば、あれは良い出来事、自分にとって必要な出来事だったなと思います。
契約を切られたという事実はショックでしたが、その仕事を外れることができるという観点からだと自分にとってはプラスでした。
というのも、その案件は以下の様な特徴がありました。
- システムが全体的に古くて、設計や実装が汚い(リリースから数年経っているのである程度はしょうがないが・・・)
- フルスタックフレームワークで、フロント部分はjQueryとVueが混在
- クリーンアーキテクチャを使いたかったようだけど、明らかに失敗していて謎のアーキテクチャーになっている。
- 毎日、朝会と夕会があるガチガチの管理
- 出社頻度が多め
- 単価安め
今思い返してみると、まったく働く理由が思いつかない案件です。特に毎日の朝会と夕会はかなり苦痛でした。自社サービスではありましたが、SIの様な管理方針だなと感じていました。
その後
契約が切られたその後は、幸いすぐに別案件で稼働することができました。
次の案件は、切られた案件より単価は良く、よりモダンなシステムで自分にとっても経験になる案件でした。
仮にその案件に携わったとの同じ期間を、切られた案件で、契約切りにあうことなく過ごしていたかと思うと、ゾッとします。少ない単価でストレスフルでほとんど経験にならない期間を過ごしていたことでしょう。
これらの経験を得て、私はフリーランスの案件選びは自分の能力的に回収フェーズの案件なのか、種をまく案件なのかを考えるようになりました。そして、自身の幸福度を何よりも重要視するようになりました。
まとめ
以上、契約切りにあった経験談でした。
塞翁が馬と言いますか、何が自分にとっていいことになるのかわかりません。この契約切りは私にとって明らかに良い出来事でした。
契約切りは誰に起こっても不思議ではないことです。そしてそれをいちいち気にしてもしょうがないといことを言いたいがために、本記事を書きました。
