株・トレード

書籍『エナフン流株式投資術』

書評

  • グロース投資、シクリカル投資、バリュー投資、四季報の見方と、バランス良くまとまっていて、内容量も少なめで読みやすい
  • 私のような初心者にはピッタリ
  • 銘柄選定の判断材料も書いているので、これ1冊読んだら株式投資を始めてしまっていいと思う(とりあえず実践しながら学んでいくスタイル)
  • ピーター・リンチやバフェットの本を読む前のジャブとして丁度いいかも

勉強した内容まとめ

強み

上場相場はいつも総悲観の中で生まれる

保有銘柄は5銘柄ぐらいに集中投資、やや攻撃的なスタイル、多くの銘柄を持つとヒット株に恵まれても全体の影響が薄まる

気の滅入るような業種の会社は、他人が買いたがらない分、株価が割安に放置されやすい

成長が期待できる企業をひたすら探し出して割安さを加味して購入、後はじっとしているだけで勝てる=割安成長株投資

自分の強みを知る、仕事や趣味など
成長株のヒントは身近にある

コラム 四季報

四季報通読を継続する

  • 投資の地力になる、英単語と同じ、すぐには成果がでないがいつかは結果が出る
  • 網羅的に企業を把握することで、PERやPBR、ROEなどの指標の感覚が身につく
  • 成長株を見つけるチャンスが広がる、値上がりする株の傾向がつかめる

見方

  1. 業績とチャートを見る、乖離がないか、違和感がないか
  2. 企業名と特色から今後の業績拡大のヒントはないか
  3. ここまでで興味がもてなかった次の銘柄
  4. 時価総額、ROE、自己資本比率などを見て有望度を判断

流れ

株価変動要因

流れのタイプによって投資法は異なる。自分がどの流れに着目しているのか把握しておく。

  • 企業の成長 → 成長株投資(グロース投資)
  • 相場との連動 → 循環株投資(シクリカル投資)
  • 評価水準の変化 → 割安株投資(バリュー投資)

3タイプは独立していない
成長株 かつ 割安株 → テンバガー

成長株投資

業績の拡大が今後も期待できる銘柄をひたすら探す

企業は数年から数十年という長い歳月をかけて業績を伸ばす
→ 少なくとも3-5年は保有し続ける覚悟が必要、保有中は何度と10%以上の下落局面が訪れる

循環株投資

国内外の景気変動の影響を強く受ける銘柄を選ぶ
= 鉄鋼、非鉄金属、海運、不動産、自動車、金融

景気の波に乗って儲ける投資スタイル
景気の底値圏で買って景気がよくなったら売り
→難しい、デイトレか数ヶ月単位の短期売買する人が多い

銘柄を絞るより複数銘柄のほうが良い

反対はディフェンシブ株
日用品、食品、医薬品など。需要が安定していて景気変動の影響を受けにくい

割安株投資

会計のスキルが必要
決算の内容、資産、長期的な収益性から企業の本来価値を算出 → 割安なら買う

コツ: 割安だけでなく業績が上向いている銘柄を買う

原理

株価の変動要因

  1. 近未来の業績
  2. リスク
  3. 金利

株価=未来の業績を反映させながら変動する
前年度の業績を根拠に買っても意味が無い

株価は数ヶ月~3年程度の先の業績を織り込んで動くと言われている

株価は様々なリスクを織り込んで変動する(為替、政治など)

金利上がる → 株価下がる(現金保有が増える)
金利下がる→ 株価上がる(現金保有していても意味ない)

株価だけ見ても意味ない、株価だけ見ても今後の変動は予測できない
予測するときは、業績の話なのかリスクの話なのかをはっきりさせる

極端に収益が悪化したときは、純資産価値から株価を算出
PBR 0.8ぐらいが底練り

株価を動かす主体を意識し、現在の相場を理解する

相場名 変動要因 主体 相場の特徴
業績相場 近未来の業績 企業 銘柄ごとの取捨選択
業績良い=大きく上がる
業績悪い=大きく下がる
日経平均は横ばいであることが多い
金融相場 金利水準 中央銀行 金融緩和
全体が底上げ
幅広い業種、銘柄があがり日経平均が上がる
波乱相場 リスク 投資家 乱高下しながら下落
株価を安定させていた前提が崩れて一気に下落、信用の資金繰り悪化で大きな売りが出る
→リスクが顕在化しなかったら反発、したら2番底
波乱相場の事前予測は不可能
相場が過熱気味になったら信用を解消して現金比率を増やすしかない
底練り 純資産価値 企業 悪材料が出ても下がらなくなる
→バリュー投資の絶好の買い場

株価が織り込むのは長くても3年先ぐらいまでなので、3~5年先を予測して投資すればキャピタル現がえられる

→ どうすれば、できるのか?

  • 決算書を読み込む
  • 中期経営計画、決算説明会のプレゼンテーションを確認
  • 企業の製品やサービスを実際に購入して利用してみる
  • 株主総会や企業説明会で経営者にあう
  • インターネットや雑誌で業界情報や専門情報を調べる

誰よりも投資対象の企業を深く知る自分だけの得意分野を中心に隠れた実力企業を淡々と探し続ける

弱み

事業内容を自分で理解できる会社の株を買うことが原則

5つのチェック項目

  1. なぜ成長できているのか?
  2. 成長は今後どの程度つづく見込みか?
  3. 成長が止まるとしたら、その理由は?
  4. 既に悪い兆候は出ていないか?
  5. 株価は適正な水準か?

株を売る(手放す)ルール

  1. 本質的な価値に対して株価が高くなりすぎた
  2. 成長がとまった
  3. もっと良い銘柄がみつかった(十分な調査の結果、ハードルは高めに、隣の芝生は青く見える)

ウラをとる

企業の外観を俯瞰する5つのポイント

  • 内部要因(成長性、健全性)
    過去の決算資料から売上高や利益などの業績データの経年変化を調べる
    健全性=借金が少なく現金収入が安定的に入ってくるか(自己資本比率、キャッシュフロー、現金と有利子負債の差から判断)
  • 商品・サービス(収益性、競合)
    実際に利用して使い勝手などを実際に体験する、普段何気なく購入したり利用している企業の株を調べる
    収益性=ROE, ROA 同業他社より高ければ優秀
  • 外部要因(業界、業態)
  • 外部要因(市場全体)
  • 経営者
    伸びる企業=優れた経営者
    経営者の善し悪しの判断は難しいが、事業計画などで経営者の考え方は分かる

成長株投資は損益計算書が分析の中心

需要なのは利益成長が今後も続くかどうか

  • 成長の限界はどのあたりにあるのか
  • ビジネスモデルに成長の仕組みが内在しているか