『100日後に退職する47歳』に続いて、『未経験から100話でキラキラWEBデザイナーを諦めるかけだしちゃん』 というのも読んで見ました。
どういう漫画?
こちらは『100日後に退職する47歳』ほど知名度はないと思います。私はTwitterでふと流れ込んできて存在を知りました。
未経験からWebデザイナーになった(目指した)人の話です。
WebデザイナーもWebエンジニア同様、人生成り上がり願望がある未経験者をターゲットにした情報商材市場が形成されているようです。価値と価格が乖離した詐欺まがいの情報商材が横行しており、その沼にはまった人の話です。
こちらは未経験者で人生の先が見えない状況と言うこともあり、『100日後に退職する47歳』より読んでいて悲壮感があります。それだけにはまってしまいました。私が知ったときは90話ぐらいであり、まだ完結していなかったです。リアルタイムで追っていて、毎日の更新が楽しみでした。
1話は2〜3ページあり、1ページは3コマもあるので、『100日後に退職する47歳』より量はあるのですが、サクサク読めます。
なぜ読んだのか
前述の通り、Twitterで流れてきてたまたま知りました。
絵が見やすそうなのと、Webデザイナーという題材に惹かれました。Webデザイナーは、自分が少しは知っていそうで実はほとんど何も知らない業種だったりします。そのことについて、新たに何か知ることができるかもと思いました。
感想
情報商材の闇が深すぎる
『100日後に退職する47歳』からの流れで、勝手にWebデザイナーあるあるのブラックジョーク的なものを想像していたのですが、全然違いました。
社会経験があまりない若い人が、詐欺まがいの情報業者に搾取されていく漫画でした。それでも主人公は提供された商材を、愚直にこなしていき、しまいにはグレーな仕事をしていく姿は、見てていたたまれなかったです。
世間知らずの大学生や新社会人をターゲットにするネットワークビジネスと同じ構図だなと思いました。
私はこの辺のWebデザイナー事情について、まったく知らなかったので読んでいて胸が痛くなりました。
SNS の世界には未経験者、社会弱者をターゲットにしたこういった詐欺まがいの情報商材を扱う人がいるんだなとという現実を突きつけられました。読んでいて怖かったです。
最小は無料納品という現実
Webデザイナーのフリーランスを未経験からやる場合、最初は実績づくりのために無料で納品することがあるようです。その姿が切実に描かれていました。
無料で納品しないといけないなんて、厳しい世界だと思いました。一般的な社会人も、若い頃は薄給で働かざるを得ないのですが、それをさらに厳しくした世界だと思います。
まあ経験やコネもなしでフリーランスをやれる甘い業界なんてないと言ってしまえば、それまでですが。個の時代とか言って、安易なフリーランス化を進める話をよく聞く昨今ですが、やはり今の時代でも、最初はどこかの会社に所属してある程度は薄給や冷遇に耐えながら、経験を積む必要があるのかなと思いました。
糸が切れる表現が秀逸
最後の方に、糸が切れる表現があるのですが、よくできていると思いました。
Webtoonっぽい今風の表現だなと思いました。
まとめ
『未経験から100話でキラキラWEBデザイナーを諦めるかけだしちゃん』を読んだ感想でした。
- 無料で読める
- ほのぼのとした絵
- 詐欺まがいの情報業者が跋扈しているSNSの実体が垣間見られる
- 読んでいて辛くなるけど共感してしまう
という感想でした。
